労働事件に関する解決事例①(残業代請求)



会社の方針で残業代が支払われていなかったケース。

事例の概要

Aさんは、ある会社に勤務していたが、勤務当時から会社から残業代は支払われていなかった。ある時、友人からの助言により会社の取り扱いが違法でないかと不審に思い、相談に訪れた。

解決経過

Aさんの手元にあった資料をもとに、残業代を計算し、会社に請求。しかし、会社は支払いを拒否。そこで、訴訟を提起し、結局、2年分の残業代を払ってもらう内容の和解で解決。

コメント

残業代は、遡って2年分を請求することができますが、それ以前のものは時効によって消滅してしまい、請求することができません。時効によって消滅することをストップさせるためには、まずは大まかな計算によって金額を算出し、相手方に請求書を送る必要があります。残業代を請求する際は、まず時効による消滅を最初に食い止めることが必要ですので、急いで行動を起こす必要がある、ということは覚えておいてください。

このページの先頭へ